FX|これが私の負けるパターン【6選】|退場しないための対処方法

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FXとの向き合い方

FXと言わず、投資を行っていると絶対に避けて通れないのが負けの経験(損切)含み損です。

これらの精神的、資金的マイナス要因とどれだけうまく付き合えるかによって、

相場の中で生き残れるかどうかが決まってくると言っても過言ではありません。

もちろん、100%勝ちトレードだけを積み上げられるなら一切問題はありませんが、

自分も含めてほとんどの方は100%の勝率は出せません。

そこで今回は、私が経験してきた6個の典型的な負けパターンを実例に挙げます。

「こんなトレードを続けると退場してしまう」

という気付きを得られるほか、

「どうやって対処して抜け出したか」についても紹介しますので、参考にしていただけると思います。

皆さんの無駄な損切や負けトレードが一つでも減ることを願って記事を書いていきます。

室長A
室長A

特にFXを始めたばかりの初心者から、なんとなくチャートが見れるようになってきたけど資金が増えない中級者ぐらいの方々に多い悩みにフォーカスしてみました。

なんとなく上がり(下がり)そう

FXを始めたての頃、自分なりの手法とかそんなものはなく、短期足ばかり見ながら勘でトレードをしていました。

なんとなく”上がりそうだから”とか”下がりそうだから”という理由で買ったり売ったりして、少しでも含み益になるとたとえ数十円、数百円でも利確したくなっていました。

なぜなら、含み損を示す赤い数字(MT4を使っているので)を見るのがとても嫌だったからです。

特にエントリー直後に10~20pips逆行してしまった時はチャートを数分置きに気にして他のことが全く手を付けられない状態になっていました。

トイレすら限界まで我慢することがありました。

運よく建値(損益がプラスマイナスゼロ)ぐらいになった時に決済するか、ギュンと伸びた天井もしくは底で損切して資金を大きく減らしたうえに「またやってしまった・・・」といった精神的なダメージも受けていました。

さらに言うと、自分が損切りしたところがちょうど反転ラインとなり、

その後、本来思っていた方向にどんどん伸びていくなんてこともよくありました。

対処方法

①なんとなくエントリーはNG

②自分の得意なチャートパターンを見つける

FXで継続的に勝ち続けている人は、エントリーに自分なりの根拠を持っています。

根拠があったからエントリーして、それでも負ける場合は仕方ないと割り切れるものです。

根拠のないエントリーはただのギャンブルトレードです。

そして、過去のチャートを検証して自分なりのチャート分析を確立しましょう。

勘違いされがちですが、エントリーポイントを探す方法 = 手法ではありません。

後述しますが、資金管理も含めて手法と呼びます。

環境認識ができていない

自分がエントリーする時間足しか見ないでエントリーをしていました。

小さな時間軸では順張りでも、大きな時間軸では逆張りになり、

少し利益が出てもすぐに反転して、損切ラインに引っかかっていました。

対処方法

環境認識の精度を高める

長期でも短期でも環境認識はしっかりとできていますか?

チャートを開いてなんとなく形状を確認しているだけでは、環境認識と言えません。

トレードスタイルにもよりますが、最低でも日足、4時間足、1時間足、15分足あたりを総合的に分析し、各足がどういう状態なのかしっかりと把握する必要があります。

まず、長期足(4時間足以上)をしっかりと見ることから始めましょう。

・今は長期の時間軸ではどの辺で価格が推移しているのか。

・過去においてはどの辺で反転や停滞しているのか。

といったふうに、長期的な目線での環境認識がしっかりとできるように練習をしましょう。

短期足を重視するのは、エントリーのタイミングを計る時です。

エントリーが早すぎる

エントリーポイントが早すぎて、エントリー直後に逆行(含み損を抱える)する場合が多かったです。

例えば、トレンドフォローを狙っているのに、押し目や戻りを待てずにエントリーしていました。

結果として自分の思っていた方向に進んだとしても、逆行を想定内のこととして受け入れておくか、

もっと待ってからエントリーをしないと含み損に耐えるという無駄なストレスを抱えることになります。

さらに言うなら、含み損分の押し目や戻りを待てていればその分の値幅を獲得できる可能性も高まります。

対処方法

①しっかりと方向感が出たうえで、押し目や戻りを待ってからエントリーする。

②ロットを下げて損切幅を大きく取る。

①については手法にもよりますが、基本的にリスクリワードが良くなるので取り入れた方がいいと思われます。ただし、エントリー機会を逸する可能性が高くなります。

それでも、エントリーしない(できない)のは = 負けないということなので、いいのではないでしょうか。

②はそもそもの環境認識がしっかりできていないと機能しませんが、チャートを見ている時間がない場合に非常に有効です。

時間軸がブレブレ

1時間足を根拠にしてエントリーしたはずなのに、5分足を見ると逆方向に見えて微益決済もしくは損切をしてしまいました。

決済したポイントが押し目もしくは戻りのピークでその後、思っていた方向に伸びて行くことがありました。

対処方法

①エントリーしたらチャートは見ない。

②利確、損切ポイントをずらさない

③思っていた方向にチャートが動き出すまで待つ。

①、②については、スキャルパーの方以外はルールに組み込んでみて下さい。精神や収支の安定にうまく機能するはずです。

③は、相場はフラクタル構造になっていることを意識し、上位足と下位足の方向感が一致した時にエントリーするようにしたところうまく機能しました。

損切できない

自分が想定していたシナリオが崩れているにも関わらず、

この抵抗帯で反転するかもしれない・・・

と、何の根拠もない反転に期待して含み損を伸ばし続けることがしばしばありました。

そして、いよいよ資金的に耐えられなくなったとき損切する(される)のですが、

資金管理も未熟だったので、資金の大部分を失うような損切になります。

対処方法

①エントリー前に複数のシナリオを構築しておく。

②ロットを下げて損切額が痛くない感覚の金額にする

本来、自分で描いたシナリオが崩れた段階で潔く損切するのが基本です。

ルール通りに損切した後すぐに反転しても別に関係ありません。

なぜなら、ルールを守ったうえでの損切だからです。

ただし、そもそも勝てないチャート分析をしていると、いくら損切ルールを守っても資金は増えないので注意が必要です。

損切貧乏になります。

資金管理ができていない

早く儲けたい気持ちが全面に出すぎて資金に見合わないロットを張りすぎると

伸ばせるはずだった利益をちょっとした逆行で微益で決済したり、

天底で大損切をしたりしました。

本来、FXの勝ち負けの判断はpipsの増減で判断すべきです。

ところが、どうしても金額の損益に目がいってしまうのが人間の性です。

同じ10pipsでも、張るロットによって得られる金額に違いがあります。

そして、リスクの取り方によってエントリー後のチャートの”気になり方”が全然違います。

対処方法

最初のうちは金額を気にするなと言う方が難しいと思うので、

精神的に耐えられるロット数でトレードして下さい。

一般的には、資金の3~5%が適正だと言われています。

そして、少しずつロットを上げていってみて下さい。

おそらく、そのうち”慣れ”が出てきて気にならなくなってくるはずです。

ただ、この対処方法はあくまでメンタルの問題です。

リスクに応じて総資金量からロットを逆算しないと資金効率が悪く、

いつまでも口座残高が増えていきません。

まとめ

今回紹介した6個の負けるパターンは、検証や練習を重ねたり、考え方を変えるだけで防ぐことができます。

実際、私はしっかりと検証をしたうえで反省を繰り返し、少額でエントリーを続けて徐々に無駄な負けが少なくなり、最終的に資金を増やせる状態にまで成長することができました。

「勝てるエントリーポイントを見つける手法があれば簡単にお金が増えていくはずだ!」

と、私も勘違いをしていましたが、

手法 = エントリーポイントを見つけることではありません。

長期~短期にかけてのチャートを冷静に分析して、今後のシナリオを買い目線、売り目線の両面から構築し、リスクリワードが良く、優位性が高いチャートを形成した時に、鉄壁の資金管理でエントリーをする。

加えて、利確や損切もしっかりと言語化したものを手法と呼びます。

エントリー後に気持ちや方向感がぶれぶれになってしまうのは、単純にメンタルの問題になります。

相当な練習量による自信か金銭的な余裕がないと平常心を保ち続けるのは難しいです。

手法を求めるだけではうまくいかないと言われる理由がここにあります。

つまり、

  • チャート分析
  • 資金管理
  • メンタルコントロール

これら3つの要素を兼ね備えたトレーダーだけがFXの世界で生き残れるということです。

いずれにせよ、結果を残そうと思うのであれば、絶対に練習が必要な世界です。

今回紹介した6個の負けパターンやその対処方法が皆さんにとって何かしらのヒントになってもらえれば幸いです。

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