どんなことでもお金を稼ぐためには、それに真剣に向き合う必要があります。
FXにおいても同じで、継続的に勝ちたいと思っているなら真剣に勉強をする必要があります。
ですが、用語を覚えるなどの基本的なことだけを勉強しても到底勝てるようにはなりません。
そして、FXを学び始めると相場を分析する2つの方法に出会うことになります。
これらは、
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
と呼ばれます。
今回は、この2つの分析方法の超基本的な説明や、実際どう活用すればいいのかを解説します。
勝ち続けているトレーダーは必ずどちらか(もしくは両方)の方法でチャート分析をしています。
ファンダメンタル分析
国の経済状態を表す各指標を中心に、世界で起きているニュースを参考にして今後の値動きを予測する分析方法です。
どこかの国が発表したその国の経済に関係する集計結果や、その国内外で起こっている良いことや悪いことの情報をもとに今後の値動きを予測する方法です。
簡単に言うと、ニュースを見て分析する方法です。
具体的に言えば、アメリカの雇用統計などの指標が挙げられます。
最近の出来事で言えば、新型コロナウイルスの流行に伴う値動きでしょうか。
”コロナ相場”と呼ばれ、 色々な通貨ペアが激しく上下に振れました。
相場はその国に衝撃を与える出来事が起きた時に、どちらか一方向に大きく動く傾向があります。
その大きな流れを掴むための分析方法と言えます。
テクニカル分析
過去のチャート(値動きの記録)の形状から傾向やパターンを見出して、将来の値動きを予測するために、現状をしっかりと分析する方法です。
既に出来上がったチャートをよく観察すると、不思議と似た形を見つけることができます。
そういったパターンをいくつも見つけ、さらにインジケーターやローソク足の状態から相場の方向性を分析し、売買の方針を決めます。
今のチャートがこの状態になったらエントリーする!
といった具合に、自分なりのエントリーロジックを組み立てるのには欠かせない分析方法です。
初心者の方の中には、このエントリーロジックさえ知っていれば勝ち続けられると誤解してしまい、”聖杯探し”というゴールのない長い旅に出ることがあるので注意が必要です。
私も最初は絶対に勝てるエントリーロジックを探していましたが、そんなものはないですよ!
ファンダメンタル分析とテクニカル分析の使い所
FXで稼ぎ続けるために、どちらの分析方法が正解とか、勝ちやすいとかはありません。
ご自身で検証を重ねたうえで、自分に合った分析方法を身につければいいと思います。
ただ、個人的にはファンダメンタル分析だけを活用して突き抜けているFXトレーダーを見たことはありません。
逆にテクニカル分析だけで突き抜けているFXトレーダーはそれなりにいる印象を持っています。
どちらかといえば、ファンダメンタル分析はテクニカル分析と組み合わせて活用し、エントリー根拠を強めるといったふうに使っている方が多い印象です。
言うは易しですが、イメージは、 数日~数ヶ月の長期的な方向性をファンダメンタル分析で確認し、テクニカル分析で数分~数時間の短期的なタイミングを図ってエントリーしていく。
といったところでしょうか。
まとめ
どんなことでも、基本が大事です。
基本的なことを身に付けずに応用をしようとしたところで、突き抜けることはできません。
FXにおいての基本はチャート分析です。
チャート分析をせずに、適当に売買を繰り返したところで、絶対に勝ち続けることはできません。
基本を怠った状態で焦ってトレードを重ねるよりも、まずは腰を据えて勉強をし、相場に対する理解を深めたうえで実践に臨んでください。
FXトレーダーとして活躍するのはそれからでも遅くないですよ。
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